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J-GLOBAL ID:201202202244640000   整理番号:12A0652940

エリー湖の秋の居住者のハシグロアビ中の無機汚染物質の肝臓中濃度と栄養分蓄積との関係

Hepatic Concentrations of Inorganic Contaminants and Their Relationships with Nutrient Reserves in Autumn-Migrant Common Loons at Lake Erie
著者 (6件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 704-713  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: D0099B  ISSN: 0090-4341  CODEN: AECTCV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ハシグロアビ(Gavia immer)は,その健康と生殖に悪影響を及ぼす濃度で無機汚染物質を生物濃縮する食魚性の高栄養段階の捕食者である。血液,臓器および筋肉中の,無機汚染物質,特に水銀(Hg)の濃度を,繁殖地のハシグロアビで定量したが,これらのデータは移動中のアビに限られていた。2005年11月に,五大湖の集結地(すなわち,エリー湖のLong Point)で,ボツリヌス中毒で死亡し引き揚げられたハシグロアビ(n=53)中の性と歳に関連する無機汚染物質の肝臓中濃度を調査した。また,無機汚染物質の肝臓中濃度が,移住性のハシグロアビのサンプル中の脂質,タンパク質,無機物に影響するかどうかも調査した。最後に,Hgとセレン(Se)との間に相関があるかどうかを測定した。繁殖地からのデータと一致し,肝臓中の水銀の平均濃度は幼鳥(x=3.99±2.27μg/g)と比較して成鳥中(x=14.64±16.69μg/g)で約2.5倍多かった。肝臓中において有害可能性レベルで検出された元素はHgとSeであったが,脂質蓄積はHgとマイナスに変化したが,Seの濃度とはプラスであった。さらに,HgとSeは脱メチル化の閾値(総Hg≧8.5μg/gdw)より多くでは相関があった(r=0.65)が,それよりも低かった。無機汚染物質の濃度は,ハシグロアビのサンプル中のタンパク質と無機物の濃度には影響しなかった。この結果は,Hg蓄積が移住性ハシグロアビの脂質レベルに悪影響を及ぼすことを示唆する。結果はまた,比較的Seが豊富な地域を通過して移住するアビを保護する無毒のHg-Seタンパク質錯体と一致する。非繁殖季中のSeの摂取はHgの毒性を減少する可能性があるが,今後の研究では五大湖のようなSeが豊富な場所を通過して移動するハシグロアビの,生殖に対するHg-Seの相乗的影響を考慮すべきである。Copyright 2011 Springer Science+Business Media, LLC Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  水銀とその化合物 

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