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J-GLOBAL ID：201202202447846011   整理番号：12A0705578

培養されたArabidopsis細胞におけるペルオキシダーゼ依存のアポプラスト的酸化バーストはMAMPに誘導される防御に機能している

A Peroxidase-Dependent Apoplastic Oxidative Burst in Cultured Arabidopsis Cells Functions in MAMP-Elicited Defense

著者 (10件)： O’BRIEN Jose A. (Univ. London, Surrey, GBR) ,  O’BRIEN Jose A. (Vlaams Instituut voor Biotechnologie, Ghent, BEL) ,  O’BRIEN Jose A. (Ghent Univ., Ghent, BEL) ,  DAUDI Arsalan (Univ. London, Surrey, GBR) ,  FINCH Paul (Univ. London, Surrey, GBR) ,  BUTT Vernon S. (Univ. London, Surrey, GBR) ,  WHITELEGGE Julian P. (Univ. California, California) ,  SOUDA Puneet (Univ. California, California) ,  AUSUBEL Frederick M. (Harvard Medical School, Massachusetts) ,  BOLWELL G.Paul (Univ. London, Surrey, GBR)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 158  号： 4  ページ： 2013-2027  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物防御の最近のモデルはパターンにトリガーされる免疫(PTI)から始まるサーベイランスの種々の段階で特異化しており,植物による微生物関連分子パターン(MAMP)類の感知は,活性酸素種(ROS)の急速な一時的蓄積をトリガーしている。Arabidopsisにおいてアポプラスト的過酸化水素の生成に関与する二つの細胞壁ペルオキシダーゼであるPRX33/34の発現が,異種的インゲンマメのペルオキシダーゼcDNA構築物のアンチセンス発現によってノックダウンされているArabidopsisの組織培養系統について述べた。PRX33/34のノックダウンはMAMPに誘導される遺伝子類の発現低下や,MAMPに誘導される防御関連蛋白質類の枯渇,および細胞壁プロテオームの変化をもたらした。PRX33/34ノックダウン系統のCaCl₂抽出物の代謝産物を比較した結果,アミノ酸類,アルデヒド類およびケト酸類には有意な変化があったが,脂肪酸類や糖類には変化のないことがわかった。これらの結果は,PRX33/34によるROS生産が,組織培養細胞におけるPTIの調和に関与していることを示した。

シソーラス用語： *Arabidopsis ,  培養細胞 ,  *ペルオキシダーゼ ,  植物組織 ,  *パターン形成 ,  防御機構 ,  過酸化水素 ,  *細胞壁 ,  *インゲンマメ ,  アンチセンスDNA ,  *遺伝子発現 ,  活性酸素
準シソーラス用語： アポプラスト ,  酸化バースト ,  *微生物関連分子パターン

分類 (2件)： 酵素生理  (EH02020J) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (9件)： 培養 ,  Arabidopsis ,  細胞 ,  ペルオキシダーゼ ,  アポプラスト ,  酸化バースト ,  MAMP ,  誘導 ,  防御