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J-GLOBAL ID：201202202491183852   整理番号：12A0674921

光で歴史を照らし出す テラヘルツ分光・イメージングによる文化財の調査

著者 (2件)： 高妻洋成 (国立文化財機構 奈良文化財研) ,  福永香 (情報通信研究機構)
資料名： 光アライアンス  (Optical Alliance)
巻： 23  号： 5  ページ： 30-34  発行年： 2012年05月01日 
JST資料番号： L1746A  ISSN： 0917-026X  CODEN： HARAEW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 文化財である壁画は,支持体(石材や木材)に漆喰などの下地を施した上に顔料等で彩色してある。赤外線や紫外線での漆喰層(厚さ:0.5mm~5mm程度)の可視化は困難である。テラヘルツ(THz)波は,不透明な物質もある程度透過し,物質固有の吸収スペクトルが得られる特長を利用して,様々な分野で応用される様になった。THz分光・イメージングは詳細分析の前の大まかな材料の分布を面的に把握するのに有効である。壁画調査への応用のための基礎実験として,THz波が透過する漆喰層の厚み,壁画表面を被覆する泥の粒度と厚みの違いによるTHz波の透過性の検討結果を示した。

シソーラス用語： *分光分析 ,  *撮像 ,  計測 ,  絵画 ,  壁材 ,  粒度 ,  厚み ,  性質
準シソーラス用語： *テラヘルツ波イメージング ,  *テラヘルツ分光法 ,  *漆喰 ,  透過性 ,  *文化財計測 ,  *壁画

分類 (2件)： 赤外・遠赤外領域の分光法と分光計  (BD07042H) ,  光源  (BD07020D)

タイトルに関連する用語 (5件)： 歴史 ,  テラヘルツ分光 ,  イメージング ,  文化財 ,  調査