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J-GLOBAL ID：201202202560590716   整理番号：12A1710171

室内インパルス応答のモデル化とMTF/STI推定法の検討

Study on method of estimating MTF-STI using generalized room impulse response

著者 (2件)： 佐々木恭平 (北陸先端科学技術大学院大) ,  鵜木祐史 (北陸先端科学技術大学院大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 112  号： 266(EA2012 65-80)  ページ： 79-84  発行年： 2012年10月20日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,先に,変調伝関数(MTF)に基づいた音声伝送指標(STI)のブラインド推定法を提案した。この方法では,室内インパルス応答(RIR)をSchroederの統計的RIRと仮定し,観測した残響AM音からMTFを逆推定することでSTIの推定を実現した。しかし,実測のRIRがSchroederのRIRの近似から大きく外れるとき,MTF/STIの推定精度が低下するという問題が残った。本論文では,この問題を解決するために,SchroederのRIRに自由度を一つ増したRIR(一般化RIRモデル)を仮定し,MTF/STIの推定法を提案する。この方法では,まず,二つ以上の変調周波数成分をもつAM音の残響信号から,一般化RIRモデルの二つのパラメータ(残響時間T_Rと次数n)を求めることでMTFが推定される。次に,推定されたMTFから一般化RIRを推定する。最後に,IEC6026816:2003のアルゴリズムを利用して,推定されたRIRからSTIを推定する。評価シミュレーションを行った結果,先の方法と比較して提案法が,実測のRIRに対するMTF/STIを高精度に推定できることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *建築音響 ,  残響 ,  明瞭度 ,  伝送品質 ,  伝達関数 ,  信号推定 ,  公共建築 ,  インパルス応答
準シソーラス用語： ブラインド推定 ,  音声品質 ,  音声明瞭度 ,  高精度化 ,  *室内音響 ,  推定精度 ,  *変調伝達関数

分類 (1件)： 建築音響  (BB03080J)

引用文献 (12件)：

• 佐藤逸人. 聴きりggによる音声伝達性能の評価. 日本音響学会. 2007, 63, 5, 275-280
• HOUTGAST, T. The modulation transfer function in room acoustics as a predictor of speech intelligibility. Acustica. 1973, 28, 66-73
• STEENEKEN, H. J. M. A physical method for measuring speech-transmission quality. J. Acoust. Soc. 1980, 67, 318-326
• d system equipment /jective rating of speech intelligibility by speech transmission. iec 60268-16. 2003
• LI, F. F. A neural network for brind identification of speech transmisshion index. Proc. ICASSP 2003. 2003, 2, 757-760

タイトルに関連する用語 (5件)： 室内インパルス応答 ,  モデル化 ,  MTF ,  STI ,  推定法