抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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まず,飯豊町とその住民主体によるまちづくりについて説明している。次に,我が国の農村に適したワークショップに関し,これまでの住民自身が地域の問題を再認識する段階から,問題の解決に向けて考えさせ,行動に移らせ,それらを結集し計画づくりまで高めていくこと。また都市開発に適用されているワークショップを我が国の農村の現状に適応した修正が手法上の課題となったとしている。「椿講」と名付けられたコミュニティ・ワークショップは,互いに助け合うことを大切にする意味を現代の「講」として重ねあわせる想いによるものである。「椿講」の手順は,第1に住民は地区の将来についてどのような考えを持っているのかを量的に明らかにする。第2に地区の現況を点検する。第3に地区固有の問題について詳細な検討をする。そして第4には,これらを踏まえて地区の将来目標を具体的にあげ,地図に表現できるものは構想図に表現するものである。継承すべきこととして,現在,農山村地域の計画づくりの現場において,住民参加の名のもとに多種多様なプログラムによるワークショップが展開され,その多くは「椿講」での準備作業にならいながらも,最新機材の導入や改善のもとに実施されている。