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J-GLOBAL ID：201202202629433669   整理番号：12A0549900

ヒトテロメアDNAからのG四本鎖:PEG含有溶液中にいかに多くの立体配座があるか?

G-Quadruplexes from Human Telomeric DNA: How Many Conformations in PEG Containing Solutions?

著者 (4件)： PETRACCONE Luigi (Universita “Federico II” di Napoli, Naples, ITA) ,  MALAFRONTE Anna (Universita “Federico II” di Napoli, Naples, ITA) ,  AMATO Jussara (Universita “Federico II” di Napoli, Naples, ITA) ,  GIANCOLA Concetta (Universita “Federico II” di Napoli, Naples, ITA)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 116  号： 7  ページ： 2294-2305  発行年： 2012年02月23日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 癌細胞のアポトーシスに従うDNA損傷応答に関連するG四本鎖構造について,生理的条件のもとでヒトテロメアDNAが採用した正確なG四本鎖立体配座に基づく正確情報の欠如によって構造に基づく薬物設計による抗癌剤開発は妨げられている。幾つかのグループはPEGが模倣した分子こみ合い細胞状環境でヒトテロメアDNAが並行G四本鎖立体配座を採用することを報告している。これらの研究は40%(w/v)PEG濃度が他の公知ヒトテロメアG四本鎖立体配座から並行G四本鎖に構造変換を完成し,しかるにPEGのない場合に存在する高い構造多形を単純化することを示唆している。ここでは,並行G四本鎖へ構造変換が生理学的温度で完全反応でないことを示した。PEG含有K⁺イオン溶液中(TTAGGG)₄TTと(TTAGGG)₈TTヒトテロメアDNA配列に含まれる立体配座転移の完全速度論と熱力学的特性化を報告した。データは生理学的温度でのPEG存在でハイブリッド型と並行立体配座が平衡状態で共存し,四本鎖の相互変換の程度がPEG分子量に依存していることを示した。更に,ヒトテロメアDNAがハイブリッド四本鎖折畳みについて報告された秒の時間規模よりもはるかに長い時間規模の並行四本鎖中で折畳むことを見いだした。全体のこのデータは温度と時間の関数として相対的量の各G四本鎖立体配座を予測することを可能にした。フィコール40及びグリセロールのような他のこみ合い剤が四本鎖相互変換に及ぼす効果も調べた。

シソーラス用語： *DNA【核酸】 ,  ヒト ,  *立体配座 ,  *ポリエチレンオキシド ,  抗腫瘍薬 ,  アポトーシス ,  DNA損傷 ,  分子遺伝現象 ,  こみあい効果 ,  多形 ,  温度依存性 ,  ヌクレオチド配列 ,  配座転移 ,  速度論 ,  相互変換 ,  平衡状態 ,  折畳み構造 ,  依存性 ,  時間依存性 ,  多糖類 ,  腫瘍細胞 ,  平衡定数 ,  反応速度定数 ,  ゲル電気泳動 ,  ドラッグデザイン ,  脂肪族アルコール ,  ポリオール
準シソーラス用語： DNA損傷応答 ,  DNA配列 ,  G四本鎖 ,  PEG【重合体】 ,  こみ合い ,  テロメアDNA ,  フィコール ,  癌細胞 ,  抗癌剤 ,  分子量依存性 ,  薬物設計 ,  立体配座転移

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

物質索引 (1件)： グリセロール

タイトルに関連する用語 (6件)： ヒト ,  テロメアDNA ,  G四本鎖 ,  PEG ,  溶液 ,  立体配座