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J-GLOBAL ID:201202202725143353   整理番号:12A0738763

m6A-seqにより明らかになったヒトとマウスのm6A RNAメチロームのトポロジー

Topology of the human and mouse m6A RNA methylomes revealed by m6A-seq
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巻: 485  号: 7397  ページ: 201-206  発行年: 2012年05月10日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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RNAのさまざまなコード化機能,構造的機能,触媒機能の基盤となっているのは,きわめて広範な種類の修飾であることが知られているが,この分野についてはまだほとんど解明されていない。生化学的研究により,N6-メチルアデノシン(m6A)がメッセンジャーRNAの最も広く見られる内因性修飾であることが示されているが,ロバストな解析方法がないためにその分布と機能の詳細な検討は遅れている。今回我々は,抗体による捕獲と大量並列処理型の塩基配列解読法に基づく新たな手法であるm6A-seqを用いて,ヒトとマウスのm6A修飾の全体像を全トランスクリプトームにわたって報告する。7,000個以上のヒト遺伝子の転写物において,典型的なコンセンサス配列を特徴とする12,000か所以上のm6A部位が同定された。m6A部位は,終止コドン周辺および長い内部エキソン内という2つの特徴的部位に選択的に見られ,ヒトとマウス間で高度に保存されている。ほとんどの部位が正常組織とがん組織を通じてさまざまな刺激応答に対してよく保存されているが,刺激依存的に動的に修飾される一群の部位も見つかった。m6Aメチルトランスフェラーゼのサイレンシングは,遺伝子発現および選択的スプライシングのパターンに強い影響を与え,その結果,p53(別名TP53)シグナル伝達経路とアポトーシスの変化が起こる。したがって,今回の結果はm6AによるRNA修飾が遺伝子発現調節に根本的な役割を持つことを示唆している。Copyright Nature Publishing Group 2012
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