抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カラーコンセントレートを使用しての仕事で最も困難な事は,添加される原材料に適合するカラーコンセントレートを選定することである。選定の難しさは,ポリマにダメージを与える潜在的要因がなく,顧客の要望の色に合わせることに加えて,メーカーより示される規格に含まれていない二つの鍵となる要素があることである。その要素はコンセントレートの製造に用いるキャリア樹脂の組成と分子量である。キャリア樹脂とベース樹脂との化学的親和性の重要性と,親和性のないキャリア樹脂を使用した場合のコンセントレートによるトラブル例を示した。キャリア樹脂の二番目の重要な物性は,通常メルトフローレート(MFR)として表される分子量である。しかし,分子量とMFRの関係は成り立たない場合がある。性能を規定するのは,MFRではなく分子量である。ポリカーボネート製品で生じた問題を例示した。