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J-GLOBAL ID：201202202979767080   整理番号：12A0714957

酸性化と凝集プロセスによるバイオディーゼル生産プロセスからの廃グリセロール中の有機不純物の除去

Removal of organic impurities in waste glycerol from biodiesel production process through the acidification and coagulation processes

著者 (4件)： XIE Qiao-guang (Prince of Songkla Univ., Songkhla, THA) ,  TAWEEPREDA Wirach (Prince of Songkla Univ., Songkhla, THA) ,  MUSIKAVONG Charongpun (Prince of Songkla Univ., Songkhla, THA) ,  SUKSAROJ Chaisri (Prince of Songkla Univ., Songkhla, THA)
資料名： Water Science & Technology  (Water Science & Technology)
巻： 65  号： 7  ページ： 1158-1163  発行年： 2012年 
JST資料番号： A0070A  ISSN： 0273-1223  CODEN： WSTED4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バイオディーゼル生産のエステル交換反応の副産物として発生する廃グリセロールは高pHの油中水エマルションとして排出されるが,石鹸や脂肪酸等の不純物が含まれているため,凝集処理単独では処理効率が低い。このため,塩酸を用いて酸性化して石鹸を塩と脂肪酸に分解した後凝集処理する方法を検討した。塩酸でpHを3~9に調整し,凝集剤にポリ塩化アルミニウム(PACl)単独とポリアクリルアミド(PAM)との組合せを試験した。この結果,pH4でPAClとPAMをそれぞれ2と0.01g/L用いた条件が,最良の凝集効率を達成できた。この条件で,廃グリセロール廃液のCOD,BOD₅,TSSと石鹸除去率は,それぞれ80,68,97と100%であった。処理した廃グリセロール液の組成はグリセロールが288g/L,メタノールが3.8g/Lとその他不純物が0.3g/Lで,これは堆肥化の炭素源に利用でき,将来は再利用できると思われる。

シソーラス用語： *ディーゼル燃料 ,  生物燃料 ,  廃水処理 ,  工場廃水 ,  *酸性化 ,  塩酸 ,  *凝集処理 ,  高分子凝集剤 ,  塩化アルミニウム ,  ポリアクリルアミド ,  石鹸 ,  脂肪酸 ,  COD【水質】 ,  BOD【水質】 ,  BOD除去 ,  懸濁物質 ,  堆肥化 ,  栄養素 ,  *ポリオール ,  資源再生 ,  水質汚濁 ,  水質汚濁物質 ,  脂肪族アルコール ,  COD除去 ,  *バイオディーゼル燃料
準シソーラス用語： *バイオディーゼル ,  ポリ塩化アルミニウム ,  炭素源

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  その他の廃水処理・処分  (SC03070S)

物質索引 (2件)： グリセロール ,  メタノール

タイトルに関連する用語 (5件)： 酸性化 ,  凝集プロセス ,  バイオディーゼル ,  プロセス ,  グリセロール