文献

J-GLOBAL ID：201202203009685877   整理番号：12A0607806

粗骨材の収縮特性の評価に関する検討

STUDY ON THE EVALUATION FOR DRYING SHRINKAGE PROPERTIES OF COARSE AGGREGATE

著者 (3件)： 山田宏 (独立行政法人土木研究所 基礎材料チーム) ,  片平博 (独立行政法人土木研究所 基礎材料チーム) ,  渡辺博志 (独立行政法人土木研究所 基礎材料チーム)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 68  号： 1  ページ： 63-71 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ひずみゲージを用いて粗骨材自体の乾燥収縮率を測定することで,種々の粗骨材の乾燥収縮特性の実態を把握するとともに,その測定手法が測定結果に与える影響について検討した.粗骨材粒子の乾燥収縮率の測定結果の有用性を確認するため,各粗骨材粒子を複数個測定した乾燥収縮率の平均値とコンクリートの乾燥収縮率との相関性も検討した. その結果,粗骨材粒子の乾燥収縮率は,ひずみの方向依存性や体積表面積比の影響よりも,粒子間でのばらつきの程度の方が大きいことを明らかにした.また,粗骨材粒子の乾燥収縮率の平均値とコンクリートの乾燥収縮率の間には,高い相関性が認められた.このことから,ひずみゲージを用いて測定した粗骨材の乾燥収縮率の平均値は,コンクリートの乾燥収縮率を推定するひとつの指標になり得ると考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： *粗骨材 ,  *乾燥収縮 ,  収縮 ,  比率 ,  *歪測定 ,  コンクリート ,  歪計
準シソーラス用語： 収縮率

分類 (1件)： 骨材  (YC05060B)

引用文献 (12件)：

• 1) 土木学会コンクリート委員会:2007年制定コンクリート標準示方書[設計編],土木学会,pp. 45-49,2007.3
• 2) 後藤幸正,藤原忠司:コンクリートの乾燥収縮に及ぼす骨材の影響,土木学会論文報告集,第286号,pp. 125-137,1979.6
• 3) 閑田徹志,百瀬晴基,今本啓一,三橋博三:レディーミクストコンクリートを対象とした乾燥収縮の調査研究およびその統計分析,日本建築学会構造系論文集,Vol. 73,No. 629,pp. 1019-1026,2008.7
• 4) 後藤幸正,藤原忠司:乾湿に伴う骨材の体積変化,土木学会論文報告集,第247号,pp. 97-108,1976.3
• 5) 谷村充,兵頭彦次,中崎豪士,井坂幸俊:粗骨材の乾燥収縮特性に関する検討,土木学会第65回年次学術講演会,V-160,pp. 319-320,2010.9

タイトルに関連する用語 (3件)： 粗骨材 ,  収縮特性 ,  評価