文献
J-GLOBAL ID:201202203134485146   整理番号:12A1206407

日本の病気の北限付近でのベクター,Monochamus alternatusによるマツ萎凋病の発生と季節的変動

Seasonal variations in the incidence of pine wilt and infestation by its vector, Monochamus alternatus, near the northern limit of the disease in Japan
著者 (9件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 360-368  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: L2720A  ISSN: 1341-6979  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
最近の数十年間,マツ属萎凋病は日本の寒冷気候地域で拡大し,欧州の中西部に拡大する潜在的リスクが懸念されている。マツ属萎凋病の北限とされている秋田県の海岸沿い松林について,病気媒介昆虫Monochamus alternatusの産卵及び樹木疾患による損傷発生の季節的変動を2年間調査した。各年とも1年を通して葉が変色し,Pinus thunbergiiは2つのピーク及びP.densifloraは単一ピークが見られたが,温暖地域で見られる季節的変動パターンと相違した。M.alternatusによる産卵跡は各年で損傷した樹木の40-45%で発見され,P.densifloraよりP.thunbergiiで樹木の産卵損傷比率が高かった。これは2種間の葉変色パターンの相違を反映するように思われた。産卵リスク分析は,7月及び10月の間に変色を開始する樹木は,特に8月と9月の間に変色を開始する樹木より有意に高リスクで高産卵痕密度であることを示した。損傷樹木当たりの産卵痕密度は産卵リスクが高い期間では類似していた。産卵リスクと痕密度の両方を考慮すると,本研究は秋田県では7月と10月の間の変色する樹木がマツ萎凋病の拡大防止のための重要な標的であると結論した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林保育  ,  昆虫・ダニによる植物被害 
引用文献 (39件):
  • AIKAWA, T. An effect of pine volatiles on departure of Bursaphelenchus xylophilus (Nematoda : Aphlenchoididae) from Monochamus alternatus (Coleoptera : Cerambycidae). Appl. Entomol Zool. 1998, 33, 231-237
  • Akita Prefecture. Control measures of forest pests. 2004
  • ARIHARA, T. Study on mortality of pine trees in Fukushima Prefecture : VII. Within-tree distribution of Monochumas alternatus immatures. Trans 37th Meet Tohoku Branch Jpn For Soc, 1985. 1985, 37, 253-254
  • ARIHARA, T. Study on mortality of pine trees in Fukushima Prefecture : I. The found ratios of Bursaphelenchus xylophilus from them of each death time. Trans 95th Annu Meet Jpn For Soc, 1984. 1984, 95, 463-464
  • ARIHARA, T. Study on mortality of pine trees in Fukushima Prefecture : II. The parasitic numbers of Monochumas alternatus on them of each death time. Trans 95th Annu Meet Jpn For Soc, 1984. 1984, 95, 465-466
もっと見る

前のページに戻る