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J-GLOBAL ID：201202203171964178   整理番号：12A0556595

N=1Landau準位におけるスピン-軌道相互作用により誘起された量子相転移

Quantum Phase Transitions Induced by the Spin-Orbit Interaction in the N=1 Landau Level

著者 (3件)： ITO Toru (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  NOMURA Kentaro (RIKEN-ASI, Saitama, JPN) ,  SHIBATA Naokazu (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 81  号： 3  ページ： 034713.1-034713.7  発行年： 2012年03月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 充填因子がν=7/3,5/2,及び12/5の分数量子Hall状態に対するスピン-軌道相互作用の効果を,厳密対角化法と密度行列くりこみ群(DMRG)法により調べた。励起エネルギーギャップ,基底状態対相関関数,及びトポロジカルエンタングルメントエントロピーを計算して,スピン-軌道相互作用の効果を分析した。得られた結果は,ν=7/3では,スピン-軌道相互作用によってパラフェルミオン状態が不安定となり,その結果,Laughlin状態への相転移が起こることを示す。ν=5/2では,Pfaffian状態は安定となるが,最後には複合フェルミオン液体状態への相転移が起こる。ν=12/5では,パラフェルミオン基底状態は不安定となり,Jain状態への相転移が起こる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： Landau準位 ,  *スピン-軌道相互作用 ,  相転移 ,  *分数量子Hall効果 ,  くりこみ群 ,  対角化 ,  フェルミオン ,  状態
準シソーラス用語： *量子相転移 ,  密度行列くりこみ群 ,  パラフェルミオン ,  Laughlin状態 ,  Pfaffian状態 ,  複合フェルミオン ,  Jain状態

分類 (2件)： 電子輸送の一般理論  (BM03020C) ,  電子構造一般  (BM02010K)

タイトルに関連する用語 (3件)： スピン-軌道相互作用 ,  誘起 ,  量子相転移