抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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飽差は,ある温度と湿度において水蒸気が飽和するまでにどの程度水蒸気が必要かを示すものです。バラの生育に最適な飽差は,3~6g/m
2とされています。バラは,飽差6以上では水分欠乏を感知して気孔を閉じるため,葉温が上がることになる。3以下では,外気湿度と気孔内湿度がそれほど変わらないため,ガス交換が起こりにくくなり生産にはマイナスとなる。生育を最大にするためには気孔が閉じないような温湿度管理が必要となります。飽差が6以上となる場合には空気の流動や細霧冷房で温度を下げるのが有効です。遮光も有効ですが光合成速度が低下し生育が抑えられるので注意が必要です。冬期には飽差が3以下になることが良くありますが,暖房により飽差を上げ,換気により湿気を廃棄します。昼間は適正な状態で飽差を管理し,夜間は飽差を上げると,蒸散が盛んになり根の生育が改善されるようです。