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J-GLOBAL ID：201202203464639654   整理番号：12A1029798

溶融Na₂SO₄の電気分解を利用したDy₂O₃とNd₂O₃の溶解とDyおよびNd金属の回収

Dissolution of Dy₂O₃ and Nd₂O₃ by Electrolysis of Fused Na₂SO₄ and the Recovery of Dy and Nd

著者 (4件)： 福本倫久 (秋田大 大学院工学資源学研究科) ,  小寺正由紀 (秋田大 大学院工学資源学研究科) ,  横山健次 (秋田大 大学院工学資源学研究科) ,  原基 (秋田大 大学院工学資源学研究科)
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 61  号： 7  ページ： 278-282  発行年： 2012年07月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 溶融Na₂SO₄中におけるO^2-活量をPt電極を用いた電気化学的分極法により制御し,Dy₂O₃およびNd₂O₃の溶解挙動を調査した。Dy₂O₃およびNd₂O₃の溶融Na₂SO₄中への溶解量は,アノード電位域では増加したが,カソード電位域では増加せず,両酸化物とも酸性溶解を起こした。両酸化物を酸性溶解させた後の溶融塩中でのカソード電流密度は,酸化物を溶解させていない溶融塩中でのそれよりも大きかった。したがって,溶出した金属イオンのカソード還元反応が起こっていることがわかった。酸化物の溶解実験をした後の溶融塩を用い,定電位カソード分極を行うことにより,電極表面に金属DyおよびNdを析出させた。(著者抄録)

シソーラス用語： 硫酸ナトリウム ,  *酸化ジスプロシウム ,  *酸化ネオジム ,  融解法 ,  *ジスプロシウム ,  *ネオジム ,  永久磁石 ,  リサイクル ,  *有用物質回収 ,  融解 ,  金属イオン ,  *カソード還元 ,  陰分極 ,  *電着 ,  *融解塩電解 ,  電動機 ,  *電解採取
準シソーラス用語： ネオジム磁石 ,  定電位電解

分類 (3件)： 製錬  (WD02030A) ,  廃棄物処理  (WA01085U) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (9件)：

• 1) T. Tode, Y Makino and H. Miyazaki, Japanese Unexamined Patent Application Publication No.03-140490.
• 2) M. Hara, Y. Shinata and Y. Nishi, Boshoku Gijutsu (presently Zairyo-to-Kankyo), 35, 67 (1986).
• 3) M. Hara, K. Takahara and Y. Shinata, Corro. Sci., 35, 1125 (1993).
• 4) M. Hara and M. Hirade, Materials at High Temperature, 18 (S), 163 (2001).
• 5) M. Fukumoto, T. Suzuki, M. Sano, M. Hirade and M. Hara, Mater. Trans., 45, 2994 (2004).

タイトルに関連する用語 (8件)： 溶融 ,  Na2SO4 ,  電気分解 ,  Dy2O3 ,  Nd2O3 ,  溶解 ,  Dy ,  Nd