文献

J-GLOBAL ID：201202203667463870   整理番号：12A1588490

MTF-1結合部位の単一ヌクレオチドは金属特異的転写活性化を決定できる

Single nucleotide in the MTF-1 binding site can determine metal-specific transcription activation

著者 (3件)： SIMS Hillel I. (Brandeis Univ., MA) ,  CHIRN Gung-Wei (Brandeis Univ., MA) ,  MARR Michael T., II (Brandeis Univ., MA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 41  ページ： 16516-16521  発行年： 2012年10月09日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細胞が金属恒常性を維持する一つの方法は金属の流動と貯留に関わる遺伝子を制御することである。今回,Drosophilaゲノムタイリングアレイを組み合わせたクロマチン免疫沈降法(ChIP-chip)を用い,未処置と金属(CuとCd)処置細胞で金属応答性転写因子1(MTF-1)により直接結合するゲノム部位を同定した。これらの条件下,MTF-1は重複しない多くの結合部位セットにあった。MTF-1は特定の金属処置タイプに依存した特異な結合部位選択性を示した。CuとCd選択部位の金属応答エレメント(MRE)コンセンサス配列を同定した。両配列は既報の主要MRE配列に類似したが,単一金属特異的な変化しやすいヌクレオチドがあった。同定した配列レポーター分析はこれらの部位による金属特異的活性化を確認した。本結果は,MTF-1結合部位選択が特定の金属負荷により影響を受け,MTF-1結合配列選択性の僅かな変化に基づき特異な反応を示すと結論した。

シソーラス用語： *転写因子 ,  ヌクレオチド ,  結合部位 ,  重金属 ,  免疫沈降反応 ,  ヌクレオチド配列 ,  ショウジョウバエ ,  DNAマイクロアレイ ,  ゲノム ,  銅 ,  カドミウム ,  レポーター遺伝子 ,  メタロチオネイン ,  *転写【遺伝】 ,  分子間相互作用
準シソーラス用語： ChIP-chip法 ,  MTF-1 ,  クロマチン免疫沈降 ,  タイリングアレイ ,  レポーターアッセイ ,  応答エレメント ,  金属応答性転写因子1 ,  転写活性化

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (4件)： MTF-1 ,  結合部位 ,  ヌクレオチド ,  転写活性化