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J-GLOBAL ID：201202203782852693   整理番号：12A0964043

非対称性は協同挙動 の進化に有利である

著者 (5件)： WANG Ruiwu (中国科学院昆明動物研究所 遺伝資源与進化国家重点実験室, 昆明) ,  HE Junzhou (中国科学院昆明動物研究所 遺伝資源与進化国家重点実験室, 昆明) ,  WANG Yaqiang (中国科学院昆明動物研究所 遺伝資源与進化国家重点実験室, 昆明) ,  SHI Lei (中国科学院昆明動物研究所 遺伝資源与進化国家重点実験室, 昆明) ,  LI Yaotang (中国科学院昆明動物研究所 遺伝資源与進化国家重点実験室, 昆明)
資料名： Zhongguo Kexue. Shengming Kexue  (Zhongguo Kexue. Shengming Kexue)
巻： 40  号： 8  ページ： 758-764  発行年： 2010年 
JST資料番号： C2583A  ISSN： 1674-7232  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 協同挙動 の進化を解明することはいつも社会行動学や進化生物学研究のコアの一つである。経典的な血縁選択や互恵選択論により、協同の双方では高度的な血縁関係(遺伝相似性)又は互恵関係のため、均衡協同或は進化的安定戦略が存在する。これらの経典的な協同進化理論はどっちも協同双方は対称的という前提即ち協同双方の実力は対等的ことを認める。しかしながら、現実的な協同システムにおいてゲーム双方はほとんど実力非対等的な非対称性関係でる。「タカ・ハトゲーム」モデル及びゲーム理論により、ゲーム双方の実力は非対等的であると、ゲーム双方の衝突頻度は双方実力の対比とは緊密に相関したことが分かった。即ち、ゲーム双方の実力対比は甚だしいほど協同の頻度は高くなった。一方、実力対等の場合では衝突が起こる頻度は最も高かった。結果により、相互作用の個体の間の非対称性は協同関係を進化させる重要な動力の一つである可能性がある。さらに非対称性協同システムでは安定的な純粋な戦略Nash均衡が存在しなかった。モデルの結果は、なぜほとんどの有名な協同システムで協同双方の衝突行為は観察されたことを有効的に説明した。同時に、このモデルによりゲーム双方の間に協同頻度は衝突の単位コストの収益に逆相関を示した。そして協同双方の衝突行為の単位コストの収益は、協同個体は他のシステムに転移或は元システムから退出のコストの大きさにより決定する可能性があった。他システムに拡散の確率は低いほど或はコストは高いほど、協同の引受け方(優勢方)の協同方の非協力行為に対する処罰はより高い信用度を持ちゆえ、協同システムはより安定的であった。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *非対称性 ,  *生物進化 ,  ゲーム ,  家系 ,  自然淘汰 ,  行動科学 ,  行動
準シソーラス用語： *進化【生物】 ,  血縁関係 ,  血縁選択 ,  行動学 ,  社会行動

分類 (1件)： 進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： 非対称性 ,  協同 ,  挙動 ,  進化