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J-GLOBAL ID：201202204059254512   整理番号：12A1464309

結晶性一重項ホスフィノニトレン:窒素原子移動剤

A Crystalline Singlet Phosphinonitrene: A Nitrogen Atom-Transfer Agent

著者 (9件)： DIELMANN Fabian (Univ. California, CA, USA) ,  DIELMANN Fabian (Univ. California San Diego, CA, USA) ,  BACK Olivier (Univ. California, CA, USA) ,  HENRY-ELLINGER Martin (Univ. California, CA, USA) ,  HENRY-ELLINGER Martin (Univ. California San Diego, CA, USA) ,  JERABEK Paul (Philipps-Univ. Marburg, Marburg, DEU) ,  FRENKING Gernot (Philipps-Univ. Marburg, Marburg, DEU) ,  BERTRAND Guy (Univ. California, CA, USA) ,  BERTRAND Guy (Univ. California San Diego, CA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 337  号： 6101  ページ： 1526-1528  発行年： 2012年09月21日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 反応中間体を単離して研究することは反応機構の理解を容易にする。カルベンについては多くの研究があるが,カルベンの窒素類似体のニトレンに関しては,遷移金属のニトリド錯体(メタロニトレン)は単離され研究されているのに対して,多くの有機化学反応の中間体である非金属性ニトレンは,低温でのスペクトルで観察されているだけである。ここでは,ビス(イミダゾリジン-2-イミナト)ホスフィノニトレンを合成してその分子構造と電子構造を調べた。この化合物は溶液中で安定であり,固体として単離もできた。窒素とリン間の結合はメタロニトレンの場合と同様であった。このニトリドリン誘導体は,メタロニトレンでは難しかった有機フラグメントへの窒素原子の移動にも利用できることが示された。

シソーラス用語： *ニトレン ,  *ホスフィン誘導体 ,  一重項 ,  *分子構造 ,  *結晶構造 ,  反応中間体 ,  核間距離 ,  結合角 ,  移動 ,  *電子構造 ,  リン31NMR ,  HOMO ,  窒素15NMR
準シソーラス用語： ホスフィノニトレン ,  原子移動

分類 (3件)： 複素環式化合物の結晶構造  (BK08030Q) ,  分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I) ,  分子の幾何学的構造一般  (BH05021S)

物質索引 (1件)： アミノビス[[1,3-ビス(2,6-ジイソプロピルフェニル)イミダゾリジン-2-イリデン]アミノ]ホスフィン

タイトルに関連する用語 (3件)： 結晶性 ,  一重項 ,  窒素原子