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J-GLOBAL ID:201202204059603436   整理番号:12A1222029

エストロゲン受容体陽性乳癌の治療におけるビタミンDの潜在的治療的な利益

The potential therapeutic benefits of vitamin D in the treatment of estrogen receptor positive breast cancer
著者 (3件):
資料名:
巻: 77  号: 11  ページ: 1107-1112  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: C0103B  ISSN: 0039-128X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ビタミンDのホルモン活性型,カルシトリオール(1,25-ジヒドロキシビタミンD3)は乳癌(BCa)細胞を含む多数の悪性細胞の増殖を阻害する。カルシトリオールの抗癌作用機構は細胞周期停止,アポトーシスの刺激と浸潤,腫瘍転移および血管新生の阻害を含む。さらに,エストロゲン受容体陽性(ER+)BCa細胞の増殖阻害に特に関係したカルシトリオール作用の新経路を見出している。カルシトリオールはシクロオキシゲナーゼ(COX)-2発現を抑制し,それによって炎症性プロスタグランジン(PG)のレベルを低下させる15-ヒドロキシプロスタグランジンデヒドロゲナーゼ(15-PGDH)の発現を増加させる。in vitro及びin vivo研究により,プロモーターIIを介するアロマターゼ転写の直接抑制によるだけでなくPGのレベルの低下のために間接的影響により,カルシトリオールはBCa細胞でおよびBCa周辺の哺乳類脂肪組織で選択的にエストロゲン合成を触媒する酵素,アロマターゼの発現を低下させることを示し,これはプロモーターIIを介してアロマターゼ転写の主要な刺激剤である。カルシトリオールはERαの発現をダウンレギュレーションし,それによってエストロゲンによって与えられた増殖刺激を含むBCa細胞におけるエストロゲンシグナル伝達を減衰させる。従って,カルシトリオールによるエストロゲン合成およびシグナル伝達の阻害とその抗炎症作用はER+BCaの阻害に重要な役割を果たすと思われる。食事性ビタミンDはBCa増殖を阻害することができる乳房微小環境内で局部的に循環25-ヒドロキシビタミンDのカルシトリオールへの変換を確実にする乳房細胞で酵素25-ヒドロキシビタミンD-1α-ヒドロキシラーゼ(CYP27B1)の存在のために類似した抗癌活性を示すと仮定する。細胞培養およびin vivoデータから,カルシトリオールおよび食事性ビタミンDは女性のER+BCaの防止および/または治療に有益な役割を果たすと思われる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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ビタミンD  ,  腫ようの薬物療法  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
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