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J-GLOBAL ID:201202204065928657   整理番号:12A0718131

Danish Euler半球モデルに基づく欧州および北米の大気汚染物質の大陸間輸送を中心とした統合モデル研究

An integrated model study for Europe and North America using the Danish Eulerian Hemispheric Model with focus on intercontinental transport of air pollution
著者 (12件):
資料名:
巻: 53  ページ: 156-176  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Danish Euler半球モデル(DEHM)は,北半球全域に亘る水平領域を使った3D長距離大気化学輸送モデルである。DEHMは,AQMEII(大気質モデル評価国際推進計画)における相互比較検討に適用するために,一つは欧州を,一つは北米を同時にカバーする2種類の複式のネスト領域のモデルとして準備されたものである。本論では,AQMEIIで用いられているモデル構成およびモデル予測結果および欧州で2006年の年間を通じて得られた様々な化学種の実測データについての評価結果について検討した。DEHMによる欧州に関する評価結果から,このモデルはオゾン,二酸化窒素,二酸化硫黄および二次無機エアロゾルなどの化学種の予測において満足すべき結果を与えることが判明した。この評価結果は,イソプレンなどの生物起源排出物,粒状物質,湿潤沈降物のマスクロージャー,および冬期の垂直混合の記述法など,DEHMの改良が期待出来る確かな方法があることも示唆している。さらに,大気汚染物質の欧州と北米の大陸間輸送に注目した。ここでは,大気化学の非線形効果を考慮に入れながら,特にオゾンと粒状物質に注目して標識法を用いて2地域の人為起源排出物から大陸規模での全大気汚染物質の濃度への寄与率について推定した。この検討対象年に関しては,北米-欧州間の大陸間輸送は,年間若しくは季節平均値で見ると少なく,オゾンの場合,北米から欧州への輸送の寄与率は一般的に3%(~1ppb)前後で,欧州から北米への輸送の寄与率は1%(~0.3ppb)前後であった。粒状物質の場合,北米から欧州への輸送の寄与率は0.9%(~0.05μgm-3)前後で,欧州から北米への輸送の寄与率は1.4%(~0.05μgm-3)前後であった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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大気質調査測定一般  ,  プラネタリー境界層 

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