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J-GLOBAL ID：201202204091070210   整理番号：12A0169854

膨張材を用いたコンクリートの細孔構造および酸素拡散係数に関する基礎的研究

著者 (1件)： LI Chun-He (群馬大 大学院)
資料名： セメント・コンクリート  (Cement & Concrete)
号： 779  ページ： 28-32  発行年： 2012年01月10日 
JST資料番号： F0277A  ISSN： 0371-0718  CODEN： SKONA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,膨張材で置換した膨張モルタルに対して,酸素拡散試験,水銀圧入試験,膨張量試験などを行い,膨張コンクリートの外・内的拘束による細孔構造の変化および物質移動抵抗性の変化を検討し,膨張コンクリートの物質移動抵抗性を支配する要因の抽出を行うとともに,仕事量の概念を適用し,拘束による膨張コンクリートの物質移動抵抗性を評価する方法を試みた。その結果,拘束がない場合,膨張材で置換することで,膨張材で置換していない供試体より,大きなサイズの細孔径の細孔量が増加し,これは膨張材の置換率が大きいほど小さくなる。しかし,酸素拡散係数はほとんど変化がない。仕事量の概念の導入により,拘束による膨張モルタルの物質移動抵抗性の評価が可能である,などが分かった。

シソーラス用語： コンクリート混和材 ,  *膨張コンクリート ,  *細孔構造 ,  *拡散係数 ,  酸素 ,  *モルタル ,  拘束 ,  抵抗 ,  *物質移動 ,  細孔径 ,  作業負荷 ,  間隙
準シソーラス用語： 細孔量 ,  仕事量 ,  物質移動抵抗 ,  *膨張モルタル ,  膨張材

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (12件)：

• 保利彰宏. 膨張材を混和した各種高流動モルタルの自己収縮. コンクリート工学年次論文報告集. 1988, 20, 2, 163-168
• 盛岡実. コンクリート用膨張材. セメント化学編. 2008, 133-134
• 村田二郎. 膨張セメントコンクリートの細孔分布と水密性及び付着強度. 土木学会コンクリートライブラリー. 1974, 39, 89-96
• 盛岡実. 膨張材を混和したセメントペーストの化学収縮と自己体積変化. コンクリート工学年次論文集. 1999, 21, 2, 157-162
• 盛岡実. 拘束条件下における膨張材混和ペーストの微細構造. セメント技術大会講演要旨, 2001. 2001, 82-83

タイトルに関連する用語 (6件)： 膨張材 ,  コンクリート ,  細孔構造 ,  酸素 ,  拡散係数 ,  基礎的研究