抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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もしオフィスからの情報漏えいが発覚すると,調査員はどの文書が漏えいしたか,誰が漏えいしたかを調べる必要がある。印刷による漏えいが疑われる場合,従来のフォレンジックプロセスでは作業工数を要する一方で,PCなどに残されたデータからいつ,誰が,何を印刷したかを調査することが困難であった。本論文では,調査を効率化するために日常的な監視を加えた拡張フォレンジックプロセスを提案し,前記プロセス実現に向けた印刷監視システムの開発結果を述べる。印刷監視システムでは,漏えいした紙文書との一致性確認とともに,大量の印刷ログからの絞込みを行うため,ページ単位の画像とフルテキストの両データを記録し,全文検索を行う。印刷監視システムの利用により,1週間以内に一次報告を行う漏えい調査シナリオを想定した場合に,従来のフォレンジックプロセスで約4名を要していた作業工数が,1名で実施可能な見通しを得た。(著者抄録)