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J-GLOBAL ID:201202204549019694   整理番号:12A0593412

土壌水分量および有機物添加が重金属の存在形態およびバイオアベイラビリティに及ぼす効果

Effects of soil water content and organic matter addition on the speciation and bioavailability of heavy metals
著者 (2件):
資料名:
巻: 423  ページ: 55-61  発行年: 2012年04月15日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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カドミウム,銅,鉛および亜鉛の移動度およびバイオアベイラビリティ(BA)を,様々な有機物で改良した3種類の土壌について,2つの水分条件で評価した。農耕活動は土壌に有機物を新たに取り込むが,その一方で,集中的潅漑や暴風雨は土壌を水びたしにする。さらに,潅漑水の不足が,家庭雑排水の利用を促進させており,これには様々な濃度のアニオン性界面活性剤などの有機化合物が含まれている。干し草,トウモロコシ藁またはピートが1%w/w添加された土壌を,アニオン性界面活性剤Aerosol 22(A22)の水溶液で,200mgC/kgsoil/日の添加量に相当する圃場容水量(FC)あるいは飽和水量(S)で灌漑した。土壌溶液を1カ月後に抽出して,全可溶性金属,溶存土壌有機物および254nmのUV吸光度を測定した。化学種分析を,WHAM VIを用いて,Cd,Cu,PbおよびZnについて行った。特定シナリオに対するオオムギによる金属の取込量を測定した。金属移動度が全ての処理および土壌について対照定量法と比較して増加した(Pb>Cu>Cd≧Zn)。この増加は,Cd(R=0.68),Cu(R=0.73)およびZn(R=0.86)に関して,土壌有機物の可溶化と有意な相関があった(p<0.05)。一方,Pbの放出はアルミニウムの可溶化(R=0.75)と関係してした。このことは,Pbが固相中にAl-DOC錯体と元々共沈していることを示唆した。フリーイオン活量(FIA)として測定される金属BAにおけるA22の効果は,土壌水分環境によって主に左右された。土壌3に関しては,金属BAが,A22のみで処理された土壌と比較して,干し草,ピートまたはトウモロコシで処理された土壌で最高20倍低かった。土壌をA22でFC程度に処理すると,新梢中のPb(R=0.71)およびZn(R=0.79)濃度が増加して,オオムギ収量が有意に減少した(p<0.05)。その一方で,飽和条件では,このような取込は最高3倍低くなった。総合すると,金属BAは,土壌有機物の可溶化および金属-有機錯体の形成によって律せられた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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土壌汚染  ,  土壌学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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