抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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γ-Al
2O
3およびγ-Al
2O
3-担持金試料上の2-プロパノールの吸着および反応を,赤外(IR)分光法,変調示差走査熱量測定(MDSC)および質量分析計で調べた。室温でのこの試料上のアルコールの吸着は,Al
3+サイトに分子的に吸着した2-プロパノールおよび2-プロポキシド種の形成をもたらす。25から300°CでのHeフロー中でのアルコール吸着後のγ-Al
2O
3の処理は,2-プロパノール脱着をもたらすが,表面反応の証拠はない。一方,担持金試料を同じ熱処理に暴露すると,フロー反応器からの流出ガスの質量スペクトルで,アセトンおよびH
2の生成が観測される。付随して,この試料のIRスペクトルは,吸着アセトンのν
CO振動に帰属されるバンドが1698cm
-1に出現することを示している。Al
3+サイトに結合した2-プロポキシド種の脱水素で起こるアセトンの生成が,(a)そのIRバンドの強度減少および(b)ほぼ同じ温度でのMDSCピークの存在で証明され,そこではアセトンが形成され2-プロポキシド種が消費される。γ-Al
2O
3表面上の金粒子は隣接表面2-プロポキシド種のβ-CH結合の分解を促進し,アセトンを与えることを提案した。今回の結果は,アルコール類の脱水素に対する担持金触媒の2官能特性を強調するものである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.