抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地震時のプラントの災害対策として再認識されている安全計装システムに用いられている電磁弁・電磁弁システム製品を紹介した。安全計装システムは基本的にセンサ,ロジックソルバ,操作端の3要素で構成される。電磁弁は操作端のサブシステムであり,安全ループにおいてアクチュエータを直接コントロールする役割を担っている。機能安全規格は安全度水準を使って安全性を評価することを求めている。安全度水準(SIL)は,定量的推定手法により安全計装システムの動作要求当たりの機能失敗確率を基準に決定される。また,安全計装システムを構成する機器にはアーキテクチャによるSIL寄与の制約があり,安全側故障率(SFF)とハードウェア故障許容(HFT)によってSILが定義される。安全計装システムの操作端に用いるパイロット電磁弁には「常時閉形」3または4方向電磁弁を使い,常時励磁,緊急時非励磁の構成に設置してシステムの安全動作を確保する。電磁弁についてもスプリングリターン安全設計が基本になっている。