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J-GLOBAL ID:201202204833603746   整理番号:12A0726334

ジベレリンに応じたトマト果物のカルシウム欠乏発達に関与する機構

Mechanisms Involved in Calcium Deficiency Development in Tomato Fruit in Response to Gibberellins
著者 (3件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 221-234  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: H0851A  ISSN: 0721-7595  CODEN: JPGRDI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ジベレリン(GA)はトマト果実(Solanum lycopersicum)における生理障害尻腐れ(BER)の発生を誘導することが知られているが,その関与機構は大部分が未調査のままである。BERはカルシウム(Ca) 欠乏から生じると思われているが,カルシウム含量とBER発生間の関係性は強くない。本研究目的は,GAs及びGA生合成阻害剤がトマト果実におけるBER発生にどのように影響を及ぼすかをよく理解することであった。2つのBER感受性品種「Ace 55 (Vf)」及び「AB2」のトマトを,温室環境で栽培し,カルシウム欠乏条件に供した。植物は果実成長期と発達期に300 mg L-1 GA4+7, 300 mg L-1 プロヘキサジオンカルシウム(Apogee, a GA生合成阻害剤)で弱く処理し,又は花授粉後1日目で水処理を開始した。GA4+7処理は両方の品種で最高100%までBERの増加を誘発したが,Apogeeで処理した「Ace 55 (Vf)」及び「AB2」植物はBERの発症はみられなかった。機能的木部導管の数は,果実成長の初期段階にApogeeで処理したトマト果実の胎座及び果皮組織で高かった。Apogeeによる処理は果実果皮のカルシウム濃度も増やした。GA4+7処理は,貯蔵オルガネラへのカルシウム動向に関与する蛋白質コードの推定CAX及びCa-ATPアーゼ遺伝子の発現を高める。最低の水溶性アポプラストカルシウム濃度と最高の膜漏れ値がGA4+7処理果実の果皮で観察された。これらの結果は,GAは果実カルシウム取込みと水溶性アポプラストのカルシウム濃度を抑制し,両トマト品種の果実組織における細胞膜の漏えい及びBER発生の増加をもたらすことを示唆する。Copyright 2011 Springer Science+Business Media, LLC Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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野菜  ,  植物の生理的障害一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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