抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人工的地形改変は人間活動と自然環境との相互作用の一面であり,地理学の格好の研究対象であるが日本ではあまり実施されていない。そこで本研究では人工的地形変革に関する研究視点および資料探索・解析の方法の考案・進展を中心に今までの研究を展望した。地形変革とは地形が人工的に変化させられたもので,ダムや埋立地などの人造地形と土壌浸食や地盤沈下などによる人為的誘導地形がある。土地利用,社会経済情勢の変化,機械力の増大などが人工的地形変革をもたらしてきた。そして蓄積された人工地形学の知見は,変革を受けた地形で発生している災害や環境問題への対処に貢献している。またこの時期の地形環境資源の認識とその利用・誤用の実態を客観的に記録し,次世代に的確に伝える役割も人工地形学にはある。