文献
J-GLOBAL ID:201202204915745743   整理番号:12A0273894

Bi2Sr2CaCu2O8+x超伝導線の輸送臨界電流に与える歪みの可逆的効果:改良記述歪みモデル

Reversible effect of strain on transport critical current in Bi2Sr2CaCu2O8+x superconducting wires: a modified descriptive strain model
著者 (8件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 015001,1-16  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: T0607A  ISSN: 0953-2048  CODEN: SUSTEF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
新しく開発した超伝導円形線Bi2Sr2CaCu2O8+x(Bi-2212)における一軸性歪みが,輸送臨界電流Icに与える影響とミクロ構造との関係を調べた。Bi-2212について,引っ張り応力あるいは圧縮歪みεが加わった場合,Icの不可逆的な劣化が起こることが知られている。著者らは,Bi-2212においてIcに対して歪みの影響が可逆的に現れる現象を発見した。すなわち,温度4K,16Tの磁場下で,Icの歪み依存性は,縦張力の不可逆的歪み限界の約0.3%までの範囲で明瞭に可逆性を示した。このことは,Bi-2212は高磁場磁石内で発生する機械的歪みに耐えるという応用上重要な特性を持つことを示している。本論文では,Bi-2212ワイヤフィラメント内に機械的に弱い構成部分と強い構成部分が存在することを仮定してBi-2212伝導体における歪み効果を説明する改良記述歪みモデルを開発した。この理論モデルによって,Icは,縦圧縮下では可逆的ではなく,Bi-2212結晶粒コロニーの座屈が主な原因であること,弱構成部分に埋め込まれたポロシティによって,歪みεの存在下ではひび割れが生じやすくなることを明らかにした。また,Bi-2212結晶粒の座屈が生じない場合,より高い事前圧縮歪みがIcを改善し,加えた引っ張り力の範囲において,初期のIcの劣化無しに,より広いIc(ε)プラトーが生じることを示した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酸化物系超伝導体の物性 

前のページに戻る