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J-GLOBAL ID:201202204941300113   整理番号:12A0963018

気候温暖化と過剰放牧は中国北部の大型で浅い富栄養化ステップ湖,Hulun湖に高濃度の有機物質をもたらす

Climatic warming and overgrazing induced the high concentration of organic matter in Lake Hulun, a large shallow eutrophic steppe lake in northern China
著者 (4件):
資料名:
巻: 431  ページ: 332-338  発行年: 2012年08月01日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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野外試験によりほとんど汚染されていないHulun Buirステップに位置する大型で浅い富栄養化湖,Hulun湖において異常に高濃度の有機物質(OM)を観測した。このOMの起源についてはほとんど知られていない。Hulun湖のOMの発生源を特定するために炭素/窒素(C/N)比,安定同位体の天然の存在量及び三次元励起発光マトリックス(3DEEM)蛍光分光技術を用いた。さらにHulun湖の溶存有機物質(DOM)に対する藻類の寄与を定量化するために実験室でシアノバクテリアの培養/分解実験を行った。粒子状有機物質(POM)のC/N及び安定炭素同位体(δ13C)はC3植物残渣に特有な値であることとDOMの蛍光指数からHulun湖のほとんどのOMは陸源性であることを示した。藻類由来のDOM濃度とチロシン様物質の蛍光強度との間の線形相関に基づき,9月と1月においてDOMのそれぞれおよそ10.2%及び7.3%のみが藻類に起因していると推定した。Hulun Buirステップにおける畜産開発と気候変動から,特定の地域の過放牧による草地生態系の破壊と気候温暖化の傾向がHulun湖のOM及び栄養濃度の増加を吹き起こす主要因であると推定した。この結果は中国北部の湖への陸源性有機物質の流入にさらなる関心を払う必要があることを強調するものである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
湖沼汚濁  ,  環境問題  ,  家畜の飼養一般 

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