抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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NSKでは2001年よりエンジンの速度変動によるベルトスリップ音を防止するためのオルタネータ用クラッチプーリユニットを量産している。近年,燃費改善技術の導入によりエンジンの速度変動は増大する傾向にあり,また,発電量の増加からオルタネータの大型化が進んでいる。これらの背景において,クラッチプーリユニットにはさらなる耐久性能の向上が求められており,本文では,これらの要求に応えるため様々な技術検討を行い,性能を向上させた新しいクラッチプーリユニットを開発した。基本構成はローラタイプの一方向クラッチの両側に荷重を支持する玉軸受を配置したものとなっており,グリースにより潤滑される。本文では,運転中のローラクラッチの状態を把握し,仕様を最適化することで,性能の大幅向上を実現させた。開発した新しいクラッチプーリユニットでモータリング加速耐久試験を行ったところ,現行品に比べて大幅な耐久性能の向上が確認された。本製品は主に乗用車用エンジンのオルタネータプーリとして使用される。