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J-GLOBAL ID：201202205203078968   整理番号：12A0274510

ディーゼルエンジンにおけるニートバイオ燃料の燃焼に関する基礎研究(軽油に対する脂肪酸の物性とエンジン燃焼の比較)

Fundamental Study on the Combustion of Neat Bio-fuel in Diesel Engine (Comparison with Diesel Fuel and Fatty Acids on Properties and Combustion)

著者 (5件)： 嶋田泰三 (明治大) ,  納冨充雄 (明治大) ,  徳留大樹 (工学院大 大学院) ,  田中淳弥 (工学院大) ,  是松孝治 (工学院大)
資料名： 設計工学  (日本設計工学会誌)
巻： 47  号： 2  ページ： 91-97  発行年： 2012年02月05日 
JST資料番号： S0898A  ISSN： 0919-2948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオ燃料としてバイオディーゼル油化の前処理をしないニート植物油で,高効率,低排出ガスでディーゼルエンジンを運転可能にするための基礎的な研究を実験的に行った。まず,供試バイオ燃料の物性に関して,煙点,動粘度,燃料噴霧粒度などについて調べ,脂肪酸3種類と比較のための軽油の燃料温度を変化させながらエンジン性能を比較した。すなわち,軽油を近似表現するC₁₆H₃₀と同程度の炭素数を有するリノール酸,オレイン酸,αリノレン酸を用いた。これらの燃料の物性値の違いが出力,スモーク,排ガス性能に与える影響を調べるために,燃料加熱エンジン性能試験,燃料解析試験を行った。その結果,ニートバイオ燃料が有する高粘度,低蒸発性などの物性の不利は燃料加熱で大幅に補うことができることなどを確認した。

シソーラス用語： 脂肪酸 ,  粘性 ,  *燃焼試験 ,  燃料噴射装置 ,  *ディーゼル機関 ,  生物燃料 ,  植物油脂 ,  物理的性質 ,  軽油 ,  ポリエン ,  ω-3脂肪酸 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物 ,  ジエン ,  摩擦損失
準シソーラス用語： *ニートバイオ燃料 ,  加熱処理

分類 (1件)： 圧縮点火機関  (PB02030N)

物質索引 (3件)： α-リノレン酸 ,  オレイン酸 ,  リノール酸

引用文献 (4件)：

• 吉本康文. 植物油燃料のエンジン適用技術-バイオディーゼル燃料について-. 日本燃焼学会誌. 2009, 51, 156, 121-128
• 西健介. 菜種油ディーゼルエンジンにおいて生成されるデポジットに関する研究. 日本機械学会関東支部第11期総会講演会講演論文集, 2005. 3. 2005, 35-36
• 森野孝之. 動植物油脂燃料ディーゼル機関の性能と排ガスの環境特性. 日本エネルギー学会誌. 2006, 85, 11, 882-887
• 冨田恭功. 植物油含有脂肪酸の噴霧粒径の測定. 日本機械学会第12回動力・エネルギー技術シンポジウム講演論文集, 2007. 6. 2007, 303-304

タイトルに関連する用語 (9件)： ディーゼルエンジン ,  ニート ,  バイオ燃料 ,  燃焼 ,  基礎 ,  研究 ,  軽油 ,  脂肪酸 ,  物性