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J-GLOBAL ID:201202205381406987   整理番号:12A0746997

ハイスループット塩基配列決定法によるイネのアトラジン応答性トランスクリプトーム及び遺伝ネットワークの分子的精査

Molecular dissection of atrazine-responsive transcriptome and gene networks in rice by high-throughput sequencing
著者 (8件):
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巻: 219-220  ページ: 57-68  発行年: 2012年06月15日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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多用の所為で,除草剤アトラジンの残渣が環境有害物となって久しいが,植物やヒトへの分子毒性は十分に解明されてはいない。本研究では,アトラジンに曝露したイネ(Oryza sativa)のハイスループット塩基配列決定を行い,作物中の遺伝子の全体的発現及び複雑性を解析した。イネをアトラジンに曝露し,或いはせずして,夫々の茎及び根部から4種のライブラリを構築し,Root-Atr(根部,標準,アトラジンフリー),Shoot-Atr(根部,標準,アトラジンフリー),根部+Atr(アトラジン処理根部)及びShoot+Atr(アトラジン処理根部)ライブラリに対する220,806,111,301,248,802及び114,338ディスティンクトタグに対応する5,751,861,5,790,013,5,375,999及び6,039,618クリーンタグの配列を決定した。クリーンタグを遺伝子データベースにマッピングして,ライブラリ各個に対する18,833-21注釈付き遺伝子を生成させた。注釈付き遺伝子の大部分は,ライブラリ間で異なる発現をした。異なる発現をした遺伝子40の多くは環境ストレスへの抵抗性,生体異物の分解への抵抗性及び分子代謝と関連付けられる。定量的RT-PCRによる遺伝子発現を検証して,大規模塩基配列決定結果を確認した。トランスクリプトーム配列を更に遺伝子相同性検索(GO)及び生命システム情報統合データベース(KEGG)で検討した結果,改変された生物学的機能及び代謝経路が判明した。本研究の結果は,アトラジンによるイネの転写複雑度に焦点を当てるのみならず,生体異物応答性毒性学における転写の大規模な変動解析に著しい改善をもたらすものである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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農薬  ,  植物に対する影響  ,  作物の品種改良 
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