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J-GLOBAL ID:201202205411890145   整理番号:12A1668432

声帯組織の高頻度粘弾性剪断特性:声帯組織工学の意味づけ

High-Frequency Viscoelastic Shear Properties of Vocal Fold Tissues: Implications for Vocal Fold Tissue Engineering
著者 (7件):
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巻: 18  号: 19-20  ページ: 2008-2019  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: W1690B  ISSN: 1937-3341  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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声帯(VFs)の生体力学的機能は粘弾性的特性に依存している。声機能と声質を傷つけるVF障害が起こるが,その代替物候補マテリアルを決めるために,発声頻度で理解する必要がある。以前に,著者らは,小さな軟らかいサンプルの線形粘弾性剪断特性を決定する応力波に基づく実験による,ねじり波実験(TWE)法を開発した。ここで,10-200Hzの周波数範囲でブタとヒトのVFs粘弾性特性を測定した。TWE法は粘弾性特性を決定するために共振現象を利用している。;それゆえに試験片テスト頻度はサンプルサイズとマテリアル特性により決定され,粘弾性係数は共振頻度で示される。そして組織の構造と構成は組織学及び免疫化学によって決定された。ブタのTWE実験は2つのグループに分けられる:若手グループ,胎児と新生子豚,と成体グループ,生後6~9箇月と2歳。成体組織は36-200Hz周波数で平均2309±1394Paの貯蔵弾性率と0.38±0.10の損失正接を示した。若いブタのVFsは,14と30Hzの間で,394±142Paの貯蔵弾性率と0.40±0.14の損失正接を示し,明確により適合していた。性に依存することは観察されなかった。組織染色により,成体ブタ組織は胎児組織よりも,より厚い上皮とより構造化された固有層を持ち,組織的で層状の構造を示した。胎児VF組織ではエラスチン線維が,成体組織に比べて未熟であった。まとめると,その組織のこれらの構造により粘弾性特性が変化している。喫煙歴あるいは疾患歴のある成人患者の死後に回収された成体VF組織では平均貯蔵弾性率が756±439Paで,損失正接が0.42±0.10であった。いくつかの他の研究者の結果とは反対に,明らかな頻度依存性は観察されなかった。この観察できる頻度依存性が欠けたことは実験のあまり大きくない頻度範囲によるのかもしれない,そして広い範囲の硬直性が名目上似たサンプル型で観察された。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発声・発音の生理  ,  医用素材  ,  生体代行装置 

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