抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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二分決定グラフ(Binary Decision Diagram,BDD)は,論理関数を効率良く処理することができるグラフである。BDD処理系のメモリ効率は,節点数に依存する。BDDの節点数を削減する手法として,BDDに属性枝を付与する手法が提案されている。BDDに属性枝を付与すると,同じ部分グラフの数が増加し,同一の節点が効率良く共有される。一方,系列二分決定グラフ(Sequence Binary Decision Diagram,SeqBDD)は,文字列集合を表現するデータ構造である。SeqBDDは,変数の出現順序や構築ルールがBDDと異なる。このため,SeqBDDは,BDDとは違った節点の共有手法を適用できる可能性がある。本稿では,属性枝を付与した新しいSeqBDDの節点の共有手法を提案する。本稿で提案する枝に属性として写像を付与したSeqqBDDは,ある文字列集合を一意に表現することができる。よって,本データ構造は,通常のSeqBDDと同様に,グラフの一意性を利用した効率のよい集合演算を提供することができる。(著者抄録)