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J-GLOBAL ID:201202205544999280   整理番号:12A0931140

オイルサンドプロセス影響水抽出物の「芳香族」ナフテン酸の単離と含量の見積もり

Isolation and estimation of the ‘aromatic’ naphthenic acid content of an oil sands process-affected water extract
著者 (5件):
資料名:
巻: 1247  ページ: 171-175  発行年: 2012年07月20日 
JST資料番号: C0278B  ISSN: 0021-9673  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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オイルサンドプロセス影響水(OSPW)のナフテン酸類は,重要な毒性物質と考えられている。この酸は,最近,これらの多くが同定されて主に脂環式構造を有するが,いくつかの証拠が「芳香族」酸の存在を示唆する。それらが脂環式化合物を含めた超複合体として存在するので,OSPWの毒性への「芳香族」酸の寄与は,まだ不明である。本研究で筆者らは,OSPWの超複合体中のそれらの酸のメチルエステルを確実な画分に分離するための銀イオン固相抽出(SPE),及び極性第1次元と非極性第2次元GCカラムを備えた多次元包括的ガスクロマトグラフィー-質量分析(GC×GC-MS)の利用を報告する。主要画分(約70%)が,脂環式化合物としてすでに同定されている酸(メチルエステル)を含むことが示された。この画分のクロマトグラフィーは,標準品のアダマンタン酸メチルエステルと一致するピークを示した。この画分を銀イオンSPEのヘキサンによる溶出によって単離した。GC-MSとGC×GC-MSが,これは脂環式カルボン酸(メチルエステル)を含む超複合体中の主な画分であることを裏付けた。第2の画分が,モノ芳香族酸(メチルエステル)を予想以上に大量(脂環式カルボン酸の約30%)に含むことがGC×GC-MSによって示された。ナフテノ-芳香族デヒドロアビエチン酸が,標準品,及びナフテノ-モノ芳香族化合物として以前に暫定的に同定されたいくつかの酸との共注入によって確認された。この画分は,銀イオンSPEの5%エチルエーテル/ヘキサンの極性溶媒による溶出によって単離された。GC-MSとGC×GC-MSが,この画分は超複合体を多くの割合で含むことを裏付けた。銀イオンSPEカラムから5%エチルエーテル/ヘキサンによって溶出する追加の画分は,第2の画分に加えて第3の一層複雑な複合体を含んだ。この画分は,ナフトエ酸メチルと標準品のフルオレン-9-カルボン酸と類似するGC×GC保持特性を示した。これらのスペクトルを報告した。OSPWの環境への影響を評価するために,これらを含む他のSPE画分の詳細な同定と毒性評価が今後必要である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析  ,  抽出  ,  油田,ガス田;油,ガス資源 
物質索引 (4件):
物質索引
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