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J-GLOBAL ID:201202205599851958   整理番号:12A0809516

着座全身振動を受ける健常な男性の脳の酸素化動態のスペクトル解析

Spectral analysis of cerebral oxygenation responses to seated whole-body vibration in healthy men
著者 (8件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 341-346  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: T0452A  ISSN: 0169-8141  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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この研究の目的は,健常な男性の前頭前野皮質領域の脳の酸素化振動に与える全身振動(WBV)の影響を,近赤外分光法(NIRS)信号のウェーブレット変換に基づいて評価することにある。12人の参加者に対して別々の3日間に,(3,4.5と6Hzの)WBVをランダムな順序で加えた。WBVの印加前,印加中と回復後に,NIRSを用いて左前頭葉から脳の酸素化信号を監視した。ウェーブレット変換に基づくスペクトル解析を用いて,(I,0.005-0.02Hz;II,0.02-0.06Hz;III,0.06-0.15Hz;IV,0.15-0.40Hz;V,0.40-2.0Hzの)5つの周波数区間を同定した。4.5と6HzのWBVの印加中では,I,II,IIIとVの周波数区間でのΔ[Hb],Δ[HbO2]とΔ[tHb]の振動の振幅は,3Hzのものと比べて大きかった。しかし4.5~6Hzの周波数のWBV範囲では,脳の酸素化振動の振幅に大きな違いはなかった。4.5HzのWBVにより最も高い脳の振動応答が生じることを,この研究により実証した。脳の自発的振動活動の増強は,前頭前野皮質領域の活性化と酸素要求量の増加を示している。振動の印加により局所的なニューロン活動が長引くと,エネルギ要求がエネルギ供給を超え,活性化される脳領域に不均衡が発生する可能性がある。これが,WBVを受ける職業での疲労の進行の一因かもしれない。産業との関係:運転中にWBVを受ける職業では事故のリスクが高い。この研究では,3,4.5と6HzのWBVに対応する脳の酸素化振動を調べて,前頭前野皮質領域の活性化が中枢性疲労の進行の潜在的な原因となるかを評価した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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生体計測  ,  脳・神経系モデル  ,  産業衛生,産業災害 

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