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J-GLOBAL ID：201202205736527268   整理番号：12A0385268

実環境におけるミュージカルノイズフリー雑音抑圧の評価

Evaluation of Musical-Noise-Free Noise Reduction Under Real Acoustic Environments

著者 (4件)： MIYAZAKI Ryoichi (Nara Inst. of Sci. and Technol., Nara, JPN) ,  SARUWATARI Hiroshi (Nara Inst. of Sci. and Technol., Nara, JPN) ,  SHIKANO Kiyohiro (Nara Inst. of Sci. and Technol., Nara, JPN) ,  KONDO Kazunobu (Yamaha Corporate Res. & Dev. Center, Shizuoka, JPN)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 111  号： 402(EA2011 104-119)  ページ： 25-30  発行年： 2012年01月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,高いSN比を達成しつつミュージカルノイズが全く発生しない(ミュージカルノイズフリー),非線形雑音抑圧の新たな理論を提案する。ミュージカルノイズが少ない高品質な雑音抑圧を達成するために,反復型スペクトル減算法のような弱い非線形信号処理を繰り返し適用する手法が提案されている。評価実験においてミュージカルノイズフリー状態を達成する適切なパラメータセットの存在が示されたが,理論的には明らかにされていない。そこで本稿では,ミュージカルノイズフリー状態を達成する内部パラメータセットを,高次統計量に基づく解析によって理論的に明らかにする。そして,雑音スペクトルのカートシスの不動点を見つけることで,ミュージカルノイズフリー状態の再現を可能にした。更に,従来の雑音抑圧手法との比較実験により,提案法の実環境における有効性を明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *雑音発生防止 ,  雑音 ,  雑音除去 ,  音質 ,  音声信号 ,  信号処理 ,  音声処理 ,  *音声強調 ,  高次統計量
準シソーラス用語： *雑音抑圧 ,  ミュージカルノイズ

分類 (2件)： 音声処理  (JE05000E) ,  音響信号処理  (BB03050C)

引用文献 (7件)：

• BOLL, S. F. Suppression of acoustic noise in speech using spectral subtraction. IEEE Trans. ASSP. 1979, 27, 2, 113-120
• KHAN, M. R. Iterative noise power subtraction technique for improved speech quality. Proc. ICECE2008. 2008, 391-394
• INOUE, T. Theoretical analysis of iterative weak spectral subtraction via higher-order statistics. Proc. MLSP2010. 2010, 220-225
• UEMURA, Y. Automatic optimization scheme of spectral subtraction based on musical noise assessment via higher-order statistics. Proc. IWAENC2008. 2008
• MARTIN, R. Spectral subtraction based on minimum statistics. Proc. EUSIPCO1994. 1994, 1182-1185

タイトルに関連する用語 (4件)： 環境 ,  ミュージカルノイズ ,  雑音抑圧 ,  評価