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J-GLOBAL ID:201202205745785318   整理番号:12A1312621

セメンタイトを含まないマルテンサイト系鋼:焼戻時の通常の析出順番を変えることによる高強度/高靱性鋼の新しい製造方法

Cementite-free martensitic steels: A new route to develop high strength/high toughness grades by modifying the conventional precipitation sequence during tempering
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資料名:
巻: 60  号: 16  ページ: 5877-5888  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: A0316A  ISSN: 1359-6454  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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0.2%C-2.5%Cr-1.4%Mo-11%Ni鋼にAlを添加して,焼戻処理時の析出順番を変えた。目標は,金属間化合物相とM2C炭化物との微小な共析出物を得ることであり,MとはCr,Moと少量のFeの組み合わせを意味する。小角中性子散乱,放射光X線回折,透過型電子顕微鏡,アトムプローブ断層撮影法によってナノメートル級の析出物を同定した。900°Cでオーステナイト化した試料の焼戻挙動は2種類の析出物間の強い相互作用の影響を受けるため,単一析出物鋼と比較して炭化物の析出順番と炭化物の核生成位置の配置の両方が大きく異なる。実際,添加合金元素によっては焼戻過程で炭化鉄の析出が遅れるか起きないことが微細組織観察で明らかになった。また,二重析出は靱性だけでなく機械的抵抗にも直接影響を及ぼし,超高強度で高靱性の鋼を得ることに繋がる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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熱処理技術  ,  組織的硬化現象  ,  機械的性質 

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