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J-GLOBAL ID:201202205747380714   整理番号:12A1728072

ケトンの水溶性ルテニウム触媒移動水素化における水の役割の解明

Understanding the Role of Water in Aqueous Ruthenium-Catalyzed Transfer Hydrogenation of Ketones.
著者 (2件):
資料名:
巻: 13  号: 15  ページ: 3492-3496  発行年: 2012年10月22日 
JST資料番号: W1265A  ISSN: 1439-4235  CODEN: CPCHFT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ホルムアルデヒドのルテニウム触媒移動水素化反応における溶媒の水分子の役割をab initio分子動力学(MD)シミュレーションによって研究した。その結果,水溶液中の水素化反応は気相やメタノール溶液中と異なる反応機構を示すことがわかった。水溶液中の反応物は反応中に水分子と3つまでの水素結合を形成することができるが,メタノール溶液中では触媒と水素結合している。この反応における水分子の特異的役割を解明するためには水素結合している溶液中の反応における反応種と最近接している溶媒分子を原子論的に詳しく調べる必要がある。理論研究によると,メタノール中では移動水素化は段階的であり,協奏反応ではない。気相反応やメタノール溶液と比較して,水溶液中では水分子から基質へのプロトン移動が進行するが,NH2基のプロトンは触媒に付着して残っている。水素化物が移動すると直ちにカルボニル酸素がプロトンを受け取らずに触媒との水素結合を失い,メトキシド中間体になった。この中間体は気相モデル反応では見られなかった。Wannier関数中心(WFCs)解析によって,このメトキシドは水素化物の異動後に形成されることがわかった。水溶液中では3つの水素結合形成によってメトキシ中間体が十分に安定している。
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分類 (1件):
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均一系触媒反応 
物質索引 (4件):
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