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J-GLOBAL ID:201202205756719414   整理番号:12A0628154

カナダの中央オンタリオにおいて以前の生殖と気象はベリー類の収穫に影響を与える

Prior reproduction and weather affect berry crops in central Ontario, Canada
著者 (3件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 347-356  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: Y0467A  ISSN: 1438-3896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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多くの多年生草の個体群は断続的に多くの種子を産物として生産し,これはマストシーディングまたはマスティングと呼ばれる現象である。マスティングはおそらく,空間的相関環境条件に対する反応(Moran効果)であるか規模の経済を反映した適応的繁殖戦略,あるいは個々の植物の内部資源の予測の結果である。1998~2009年にカナダの中央オンタリオのほとんどにわたって,8つの種に相当する動物体内散布性植物の果実生産は同調的に変化した。著者らは,果実生産スコアの時系列に適合する回帰モデル間のAICC値を比較し,そして別の予測子による多元的R2への寄与率と独立同時寄与率を分割することによって,果実生産における気象と前年の生殖の影響について試験した。ナナカマド(ナナカマド属)とアメリカザイフリボク(ザイフリボク属)とハナミズキ(ミズキ属)とナニーベリー(Viburnum lentago),そしておそらく桜桃(サクラ属)による果実生産は,前年の生産に逆相関していた。これらの影響は気象条件とは独立しており,そしてこのことは内部資源の予測のような本質的な要因あるいは多様な繁殖力の適応戦略が果実生産に影響を与えることを示唆している。著者らの知る限り,これはミズキ属とガマズミ属そしてザイフリボク属のメンバー,および北米のサクラ属とナナカマド属のメンバーにおける最初のマスティングの証拠である。気象条件が乾燥である場合すべての種はほとんど果実を生産せず,そのためMoran効果は種内および種間の両方で果実生産を同期化させたであろう。特にベリー類の収穫が重要な野生生物の食物である寒帯および亜寒帯の環境において,ベリー類の収穫における変化のパターンと原因は生態系ダイナミクスに対する意味を持っている。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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果樹  ,  植物生態学  ,  植物に対する影響 
引用文献 (74件):
  • ASHMAN, T-L. Pollen limitation of plant reproduction : ecological and evolutionary causes and consequences. Ecology. 2004, 85, 2408-2421
  • BORCHERT, M. Desiccation sensitivity and heat tolerance of Prunus ilicifolia seeds dispersed by American black bears (Ursus americanus). West N Am Nat. 2010, 70, 457-466
  • BOWMAN, J. Northern range boundary dynamics of southern flying squirrels : evidence of an energetic bottleneck. Can J Zool. 2005, 83, 1486-1494
  • BOWMAN, J. Spatial and temporal dynamics of small mammals at a regional scale in Canadian boreal forest. J Mammal. 2008, 89, 381-387
  • BUONACCORSI, JP. Measuring and testing for spatial synchrony. Ecology. 2001, 82, 1668-1679
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