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J-GLOBAL ID：201202205812866476   整理番号：12A0633347

低温炭化に続く空気酸化によって調製した竹炭の水蒸気吸着-脱着特性

Water vapor adsorption-desorption properties of bamboo charcoals prepared by air oxidation following low temperature carbonization

著者 (3件)： SAKUMA Miki (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  AMANO Yoshimasa (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  MACHIDA Motoi (Chiba Univ., Chiba, JPN)
資料名： 炭素
巻： 2012  号： 252  ページ： 47-53  発行年： 2012年04月01日 
JST資料番号： G0633A  ISSN： 0371-5345  CODEN： TASOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 500°Cでの低温炭化とその後の,表面への官能基の導入のための180~380°Cでの空気酸化やそれらの除去のための1000°Cでの脱ガスなどの処理によって竹炭を調製して,調製した竹炭の水蒸気吸着と表面性状の相関を調べた。空気酸化処理は表面積や空孔容積の発達と共に,表面官能基の発生に有効であり,その発達は処理温度に比例していた。380°Cで調製した竹炭の空気酸化は,表面積を250から590m²/gに,また空孔容積を0.16から3.1mL/gに増大した。50%以下の相対湿度で,380°Cで酸化した竹炭は180°Cや280°Cで酸化した竹炭と比べて約2倍量の水蒸気を吸着できて,水蒸気の吸着が表面の官能基に依存することを示唆した。50%以上の相対湿度では,脱ガスした竹炭が大量の水蒸気を吸着して,表面官能基よりもメソ孔やマクロ孔が水蒸気の吸着に寄与することを示唆した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *活性炭 ,  炭化 ,  空気酸化 ,  温度依存性 ,  水蒸気 ,  吸着 ,  保持容量 ,  基 ,  細孔構造 ,  相関
準シソーラス用語： *竹炭 ,  官能基

分類 (2件)： 吸着剤  (YB03000W) ,  樹皮,その他の林産物  (FF05050G)

引用文献 (31件)：

• MATSUI, T. Nippon Kagaku Kaishi. 2000, 2000, 53-61
• MATSUSHITA, Y. Nippon Kagaku Kaishi. 2002, 2002, 385-391
• OHGAMA, T. Mokuzai Gakkaishi. 2005, 51, 334-339
• YATAGAI, M. Mokuzai Gakkaishi. 1995, 41, 425-432
• HITOMI, M. TANSO. 1993, 1993, 160, 247-254

タイトルに関連する用語 (7件)： 低温 ,  炭化 ,  空気酸化 ,  調製 ,  竹炭 ,  水蒸気吸着 ,  脱着