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J-GLOBAL ID：201202205843169056   整理番号：12A0095395

柱上変圧器の異常を現場で検出できる 新型配電用変圧器故障判定器トランスチェッカの開発

著者 (4件)： 那須川慎介 (東京電力) ,  穴見英介 (東京電力) ,  鈴木隆一 (高岳製作所 小山工場) ,  渡辺晋一 (高岳製作所 小山工場)
資料名： 高岳レビュー  (Takaoka Review)
巻： 57  号： 1  ページ： 31-35  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： Y0268A  ISSN： 0385-9630  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高岳製作所が新たに開発した変圧器故障判定器(トランスチェッカ)を取りあげ,その主な仕様や機能,特徴,および基本的な操作方法を紹介した。具体的には,新型トランスチェッカの特徴として,1)レヤーショート(巻線間短絡)の検出方法として,健全品と故障品では励磁電流の周波数特性が異なるという点に着目した手法を採用し,変圧器の仕様や特性に影響を受けにくいこと,2)励磁電流の測定に先立って鉄心の残留磁束を消磁することにより,残留磁束の影響を除去し,確実な故障判定を実現していること,3)パネルのフラット化,単三乾電池動作による省電力化,チップ部品やプラスチック部品の採用による小型・軽量化を図り,現場での作業効率や安全性を向上させていること,4)判定用端子を3端子とし,判定手順の簡素化および判定時間の短縮を実現していること,5)トランスチェッカ自体に故障がないかを確認するための自己診断機能を搭載していること,6)優れた防水性能や耐衝撃性能を有していること-等を挙げた。

シソーラス用語： *電力変圧器 ,  電柱 ,  *故障検出 ,  試験装置 ,  製品開発
準シソーラス用語： 異常検出 ,  柱上変圧器

分類 (1件)： 変圧器  (NB08020Q)

引用文献 (5件)：

• (1)佐野,岩間,石間戸:「変圧器巻線短絡発生時における励磁電流特性」,平成19年電気学会電力・エネルギー部門大会(2007)
• (2)那須川,穴見,鈴木,渡辺,須永:「励磁電流周波数特性と直流消磁技術による新たな変圧器故障判定技術」,高岳レビュー,Vol.56,No.1,pp.29-33(2010)
• (3)穴見,大貫,那須川,鈴木:「配電用変圧器故障判定器の開発」,平成22年電気学会電力・エネルギー部門大会,No.277(2010)
• (4)佐野,大貫,松本,鈴木:3配電用変圧器励磁電流測定時の鉄心残留磁束の消磁方法」,平成21年電気学会電力・エネルギー部門大会,No-357(2009)
• (5)那須川,穴見,鈴木:「配電用変圧器故障判定器の開発」,電気現場技術,Vol.49,No.581,pp.20-23(2010)

タイトルに関連する用語 (7件)： 柱上変圧器 ,  現場 ,  配電用変圧器 ,  故障判定 ,  トランス ,  チェッカ ,  開発