抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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神楽坂は東京都心に残る数少ない花街の一つで,路地と黒板塀で形成される独特の景観を現代に伝える「歴史的市街地」である。本稿では,その歴史的変容,現存する町並み景観の構成要素とその保全計画について検討した。本検討の主な結論は以下のとおり。1)第二次大戦前の神楽坂花街は複雑な路地と高い建物群の組合わさった来訪者には解り難い街であった。2)第二次大戦後における建替えにより,その景観は大きく変わったが,花街における建物の景観は戦前にあった要素を継承したものであり,多くの一般建物も花街に倣ったものとなった。3)このような歴史的市街地と建造物の景観を保存するためには今後とも十分な考慮を要する。