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J-GLOBAL ID:201202205878960201   整理番号:12A0645850

”巨視的組成傾斜法”の開発と相変態への応用

Development of “Macroscopic Composition Gradient Method” and its application to the phase transformation
著者 (1件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 1010-1060  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: E0638A  ISSN: 0079-6425  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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新しい解析方法”巨視的組成傾斜(MCG)法”を相界面付近の相変態を調査するために提案した。MCG法は,巨視的に溶質の組成が勾配を持つ単一試料を用いて,様々な組成の合金における相変態を調査するための新技術である。MCG合金では巨視的な組成の勾配が相界面に渡るように作られているため,相界面における臨界現象のモフォロジー変化は,分析用の透過電子顕微鏡を用いて連続的に調査することができる。MCG法を用いることによって,コヒーレントおよびインコヒーレント析出界面,秩序/無秩序相変態,およびスピノーダル曲線でのモフォロジー変化といった様々な相変態の調査に成功してきた。さらに重要なことに,析出核の臨界サイズおよび固溶限界付近の核形成速度を,各核に対して実験的に得ることができる。過飽和固溶体の相分離は,状態図のN-G領域であってもスピノーダル分解のメカニズムによって進む。実験結果を基に,従来の核形成理論の適用限界が検討され,その結果,Boltzmann-Gibbs自由エネルギーの問題点は,相分離の初期段階で明らかになる。特筆すべきことは,本実験は,固溶限に非常に近い合金組成領域で系統的に行われたということである。このような相変態の臨界現象は,過去にはほとんど調べられていない。ここで提案したMCG法は,相境界における臨界現象を調査するための新しい道を切り開くと考えられる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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金属相変態  ,  金属組織観察法 
タイトルに関連する用語 (4件):
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