文献

J-GLOBAL ID：201202206140831489   整理番号：12A0900556

気候保護と中国のエネルギーセキュリティ:ウィンーウィンそれともトレードオフ

Climate protection and China’s energy security: Win-win or tradeoff

著者 (5件)： WU Gang (Inst. of Policy and Management, Chinese Acad. of Sciences, Beijing 100190, CHN) ,  LIU Lan-cui (Center for Climate and Environmental Policy, Chinese Acad. of Environmental Planning, Ministry of Environmental ...) ,  HAN Zhi-yong (National Natural Sci. Foundation of China, Beijing 100085, CHN) ,  WEI Yi-ming (Center for Energy and Environmental Policy Res., Beijing Inst. of Technol., Beijing 100081, CHN) ,  WEI Yi-ming (School of Management and Economics, Beijing Inst. of Technol., Beijing 100081, CHN)
資料名： Applied Energy  (Applied Energy)
巻： 97  ページ： 157-163  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： A0097A  ISSN： 0306-2619  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 1996年中国が原油の純輸入国になって以来,エネルギーセキュリティは多くの供給リスクに直面し,エネルギー使用でのセキュリティの問題はますます急を要するものとなっている。中国政府は,一連の政策と対策を実施し,エネルギーセキュリティを保証して,地球規模の気候変動を緩和するために関連法を制定した。近年,中国が経験したどの変化が,エネルギーセキュリティなのか?エネルギーセキュリティの気候保護の政策の遂行は,中国のエネルギーセキュリティにどのような変化をもたらしたのか?本論文はエネルギーセキュリティ指標の評価インディケータとモデルを確立した。モデル評価結果は,以下のことを示している:(1)1996-2009年間,中国のエネルギー供給セキュリティの指標は,上昇した後,下落傾向を提示した。例えば,1996-2001年間の急速な上昇傾向,2002-2005年間の迅速な下降傾向,および2006-2009年間の遅い下降傾向が提示されている。2009年のエネルギー供給セキュリティ指標は,基本的に1996年のものと同じように保持された。(2)1996-2009年間,セキュリティを使用する中国のエネルギー指標は,変動しながらの上昇傾向を提示した。例えば,1996-2002年間は変動する上昇傾向,2003-2005年間は相対的に低いレベルに落ち,次に,2006-2009年間,迅速に上昇したことが示された。(3)「中国の省エネと排出削減」政策は,エネルギー供給セキュリティ指標の速度低下をスローダウンさせ,同時にセキュリティを使用するエネルギーの指標を大幅に改善し,その結果,中国のエネルギーセキュリティの複合指数が上昇後,下降し,最終的に上昇傾向を提示したのを示した。「中国の省エネと排出削減」政策の遂行は成功し,ウィンーウィンの結果が,気候変動防止と中国のエネルギーセキュリティの間で達成されている。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： セキュリティ ,  エネルギー供給 ,  *エネルギー政策 ,  *気候変動 ,  *省エネルギー ,  減少 ,  エネルギー消費 ,  *エネルギー安全保障
準シソーラス用語： *エネルギーセキュリティー ,  二酸化炭素排出削減 ,  *温室効果ガス削減 ,  経年変動

分類 (1件)： エネルギー政策・エネルギー制度  (LA01040K)

タイトルに関連する用語 (4件)： 気候 ,  中国 ,  エネルギーセキュリティ ,  トレードオフ