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J-GLOBAL ID：201202206165859477   整理番号：12A0783625

スフェロイデンのエネルギー緩和径路における中間励起状態の溶媒依存の活性化

Solvent-dependent activation of intermediate excited states in the energy relaxation pathways of spheroidene

著者 (9件)： MAIURI Margherita (Politecnico di Milano, Milan, ITA) ,  POLLI Dario (Politecnico di Milano, Milan, ITA) ,  BRIDA Daniele (Politecnico di Milano, Milan, ITA) ,  LUEER Larry (IMDEA Nanociencia, Madrid, ESP) ,  LAFOUNTAIN Amy M. (Univ. Connecticut, CT, USA) ,  FUCIMAN Marcel (Univ. Connecticut, CT, USA) ,  COGDELL Richard J. (Univ. Glasgow, Glasgow, GBR) ,  FRANK Harry A. (Univ. Connecticut, CT, USA) ,  CERULLO Giulio (Politecnico di Milano, Milan, ITA)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 14  号： 18  ページ： 6312-6319  発行年： 2012年05月14日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カロテノイドにおいて,許容(S2)及び禁制(S1)励起状態の間の内部転換がサブピコ秒の時間スケールで起り,その過程を介助する中間励起状態(Sx)の関与は議論の的である。本研究では,高時間分解(サブ20fs)広帯域(1.2-2.5eV)ポンププローブ分光法を用いて,10の天然共役二重結合をもつスフェロイドのスフェロイデンの励起状態動力学の溶媒依存性を研究した。極性の高い溶媒,CS₂を用いて,中間状態の不在を認め,通常の3準位(S0,S1,S2)モデルによりS2→S1過程が十分に説明される。低い極性溶媒のシクロヘキサン中では,実測データを解釈するS1とS2の準位の間に中間状態Sxの迅速な(約30fs)緩和を見いだした。それらの結果は,溶媒極性の変化によるSx準位以上または以下にS2準位が位置することで説明できた。

シソーラス用語： *カロチノイド ,  緩和現象 ,  電子励起 ,  励起状態 ,  *溶媒効果 ,  極性 ,  フェムト秒 ,  ポンププローブ法 ,  *紫外可視吸収スペクトル ,  時間分解分光法 ,  中間状態
準シソーラス用語： エネルギー緩和 ,  カロテノイド

分類 (2件)： カロチノイド,その他のテルペノイド  (CF10025Z) ,  有機化合物の可視・紫外スペクトル(分子)  (BH06043D)

物質索引 (1件)： スフェロイデン

タイトルに関連する用語 (6件)： スフェロイデン ,  エネルギー緩和 ,  径路 ,  励起状態 ,  溶媒 ,  活性化