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J-GLOBAL ID:201202206291037610   整理番号:12A1467171

網膜での神経活動の波が,発達期の視覚系全体にわたるパターン化された活動を調整する

Retinal waves coordinate patterned activity throughout the developing visual system
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資料名:
巻: 490  号: 7419  ページ: 219-225  発行年: 2012年10月11日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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脊椎動物の神経系の形態的および機能的発達は,初めは遺伝的要因によって支配され,続いてニューロンの活動によってもっと精密に仕上げられる。しかし,神経系の基本的性質が生じるのは,知覚経験が可能になる前である。したがって,経験の開始以前に起こる活動依存的発達は,自発的活動によって進められているに違いないが,そうした活動のin vivoでの起源や性質は,これまでほとんど調べられていない。本研究では光学的手法を用い,生きた新生仔マウスには自発的な網膜活動の波が存在し,目が開く以前に,そうした波が視覚系全体にわたって広がることを示す。視野を完全に包含するパターン化されたこの活動は,コリン作動性神経伝達に依存し,両眼の網膜で選択的に始まり,脳の両半球間で時空間的な相関を示した。こうした網膜波(retinal wave)は,中脳と一次視覚野における活動の主要な供給源だったが,二次視覚野では持続的活動を変調させただけだった。このように,自発的な網膜活動が視覚系全体にわたって伝わり,パターン化された情報を運ぶことで,視覚が始動する前に,複雑な脳半球内回路および半球間回路の活動依存的な発達が誘導されうる。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (1件):
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視覚 

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