抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,建築物の維持管理業務を安全かつ円満に実施するための充分な条件が,建築物側に備わっているのかを明らかにするための調査・分析である。清掃管理・設備管理・警備業務は,建築物と密接して繰り返し実施される。従って維持管理者は,建築物の持つ質の影響を直接に体感できる立場である。本研究の目的は維持管理業務に視点を置いて,建築物のどこに問題があるのかを明らかにすることである。本調査は47都道府県のビルメンテナンス協会会員を対象にアンケート調査を行い,その回答を分類・整理して分析した。竣工後の経過年数の少ない建築物でも,約22%の建築物に故障事例が確認された。設備関係の故障事例が約67%と最も多く,その内訳は空調設備が32.6%,電気設備が26.2%,給排水衛星設備が16.3%の順であった。