抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,建設機械産業は新興国をはじめとする海外市場で急速な規模の拡大が進んでいる。平成22年度の建設機械生産高構成比では,機種別で油圧ショベルとミニショベルが合わせて全体の3分の2を占めている。次に生産量が多いのは建設用クレーンである。本稿では建設機械の代表例として油圧ショベルとクレーンを取りあげ,溶接構造物としての設計思想と設計手法について述べた。強度に関して油圧ショベルは定量的な規定は無いが,クレーンについてはJISが定められている。油圧ショベル構造物に加わる荷重と応力についてはFEM解析シミュレーションが可能となっている。また,クレーンでは特に静的強度や溶接部の疲労強度が重要である。また,クレーンとショベル構造物に用いられる溶接継手の特徴と要求性能を取りまとめた。溶接後の検査としては目視や各種の非破壊検査が実施される。