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J-GLOBAL ID：201202206387233037   整理番号：12A1212609

焼なました工具鋼SK5の疲労限度の評価について

Evaluation of Fatigue Limit of Annealed Tool Steel SK5

著者 (5件)： 中根直樹 (琉球大 大学院) ,  眞喜志隆 (沖縄高専) ,  MURDANI Anggit (Politeknik Negeri Malang Dep. of Mechanical Engineering, Malang, IDN) ,  宮崎達二郎 (琉球大 工) ,  真壁朝敏 (琉球大 工)
資料名： 日本機械学会論文集 A編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series A (Web))
巻： 78  号： 791  ページ： 989-999 (WEB ONLY)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0182A  ISSN： 1884-8338  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 疲労強度あるいは疲労限度はき裂の発生・進展と関係している。炭素鋼や銅等においては,停留き裂寸法は一結晶粒径程度であると報告されている。しかしながら,純アルミニウムやパーライト鋼等では,そのようなき裂寸法は一結晶粒径ではないことも報告されている。本研究では,工具鋼SK5を用いて,き裂発生寸法と疲労限度の関係について調べた。その材料は球状化された結晶組織の状態で市販されている。しかしながら,ある温度で熱処理すると,その組織は層状組織に変化する。その場合,平滑試験片の疲労限度は単に平均硬さのみでは評価ができないことが分かった。そして,その疲労限度は硬さ,き裂発生寸法をパラメータとすると熱処理した温度によらず合理的に評価できることが分かった。その結果について,き裂進展挙動や破面観察に基づき考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： *工具鋼 ,  焼なまし ,  高炭素鋼 ,  *疲れ強さ ,  亀裂発生 ,  長さ ,  亀裂伝搬 ,  観察 ,  *SK5 ,  破面観察 ,  *機械的性質 ,  *強度

分類 (1件)： 金属材料  (HC05020S)

引用文献 (12件)：

• (1) 例えば,西谷弘信,“疲労強度学”,第2章2.1-2.3節 (1984), p.13-36, オーム社.
• (2) 浜田繁,迫田優,佐々木大輔,上田正治,野口博司,“微視組織構造に着目したパーライト鋼の疲労限度特性評価について”,材料,Vol. 60, No. 9 (2011), pp. 790-795.
• (3) 矢島悦次郎,市川理衛,古沢浩一,若い技術者のための機械・金属材料,(1977), pp.117-142,丸善
• (4) 炭素工具鋼鋼材(SK材)の用途,機械的性質,成分の一覧,http://www.toishi.info/sozai/sk/index.html,(2012-02-05).
• (5) 村上敬宜,遠藤正浩,“微小き裂の下限界応力拡大係数幅ΔK_thに及ぼす硬さとき裂形状の影響”,材料,Vol. 35, No.395 (1986), pp. 911-917.

タイトルに関連する用語 (5件)： 焼なまし ,  工具鋼 ,  SK5 ,  疲労限度 ,  評価