カテプシンHはケファリン及びガラニンペプチド神経伝達物質を産生させるために分泌小胞内でアミノペプチダーゼとして機能しする

LU Weiya Douglas; FUNKELSTEIN Lydiane; TONEFF Thomas; REINHECKEL Thomas; PETERS Christoph; HOOK Vivian

文献

J-GLOBAL ID：201202206432187270 整理番号：12A1221432

カテプシンHはケファリン及びガラニンペプチド神経伝達物質を産生させるために分泌小胞内でアミノペプチダーゼとして機能しする

Cathepsin H functions as an aminopeptidase in secretory vesicles for production of enkephalin and galanin peptide neurotransmitters

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資料名：
巻： 122 号： 3/4 ページ： 512-522 発行年： 2012年08月
JST資料番号： B0504B ISSN： 0022-3042 CODEN： JONRA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

著者等は,ペプチド神経伝達物質の産生とカテプシンの関係を検証した。免疫電子顕微鏡と免疫蛍光デコンボリューション顕微鏡で調べると,神経末端の分泌ベシクルのカテプシンHの局在が確認された。ナノ-LCMS/MS分析で,精製ヒトカテプシンHペプチドのN末端塩基を次々と切断して,メチオニンエンケファリン(ME)を生成させることも分かった。カテプシンHは,N-末端塩基性アミノ酸残基を切り出す酵素の中で,活性が最も強かった。その上,カテプシンHのノックアウトマウス脳では,MEが減少し,同時にガラニン神経伝達物質の著明な減少が見られた。これらから著者等は,カテプシンHが,神経におけるME及びガラニン産生に関与する重要なアミノペプチダーゼとして機能していると結論した。

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酵素一般 , 細胞構成体の機能

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